2012/08/08


 またもや少し前の話ですが、カラ-レーザープリンターを導入しました。
機種はEPSONのLP-S520。現在同社のローエンドカラーモデルです。

導入にあたっては僕もネットいろいろ調べることが多かったので、今後検討されている方々への参考にレーザープリンターの導入記を残しておきます。


僕の場合、最も使用頻度が高いのがお客さんに配るポートフォリオ(自分の作品を集めたファイル)です。
A4カラーの原稿を月間で200枚ほど刷るのに、これまではCannonのPixus-IP4100という5年位前のプリンターを使用していました。
このプリンター、詰め替えインクを使用することでメーカーの保証対象から外れはするもののランニングコストがべらぼうに安くなるためELECOMの詰め替えセットを使い倒せば激安で印刷できます。
色の出方などには純正と比較しても全く遜色がないため基本的にはなーんの不満もありません。
強いていえば、急いでいるときの速度やインクの汚れやかすれが出てしまった際の刷り直し時間やそのストレス、そして安いとはいえ詰め替え作業がやはり煩わしいことです。
手袋しててもたいてい指が前衛的ボディアートのような極彩色に染まってしまいますし、時間もかかります。
(以下は詰め替えの際の様子)


インクジェットプリンター長短を簡単にいえば、印刷はとてもきれい(特に写真)だけど、不安定でメンテナンスに手間をかけなければならないところ。
ヘッドが詰まるとインクをたくさん使った噴出圧力で詰まりを取り除いたりと、いまだにアナログかつ非効率な方法で動いているんですね。

そんなIP4100もとうとう寿命に。
ある日からヘッドが動いたり留まったりを繰り返して1枚刷るのに数十分かかるようになり、やがてシアン(青)の出が悪くなったのか印刷物が赤っぽくなってきたのです。
これだけ使えばさすがに仕方ないし、大蔵省たる妻も「無線LAN付の複合機がいい」と買い替えには積極的でした。

そんなわけで5年以上前ので停止している浦島太郎状態のプリンタ知識で次の候補を調べたところ、色々なことがわかってきました。

■5年前と比較して、色の品質や速度は良くなってはいるが、その差はビックリするというほどではない
■プリンタ本体価格が毎年下がっている
逆にメーカー利益がインクタンクの売り上げによるところが大きいため、タンクそのものが小さくされている
■上記事情と画質向上のためインクタンクの色分割数が増えている
■同じく上記事情により一枚当たりのランニングコスト(印刷に使うインク代)が上がっている

つまりは現状にこだわりなければ買い替えはコストアップでしかないということです。
とはいえ、古いIP4100は壊れてしまったし買いなおすにも売ってはいないし…。

他に選択肢はないものだろうかと考えのベクトルを変えてみたら、レーザープリンターを導入したイラストレーター仲間がいたことを思い出しました。
レーザーってコストが安いって聞いたことありますけど、機体が何十万もするんじゃなかったかな?

ダメもとでその仲間の電話番号をプッシュしてみました。

(続く)

レーザープリンター導入記(2) http://alphheim.blogspot.jp/2012/08/2.html