2012/07/06


 東京ビックサイトで開催されたクリエーターズEXPOに足を運んできました。



 今回が第一回の開催とのことですが、それでも400名のイラストレーター・デザイナー・写真家などのクリエーターが各々の作品をアピールし、僕を含めた不参加のクリエータや各メディアの関係者が集まって、発表の場としても営業の場としても活発に盛り上がっていました。東京国際ブックフェアと併設されていたことも関係者が多く集まった大きな理由でしょう。









お世話になっているイラストレーターの先輩や仲間のほか、遠方の作家さんや立体物のデザイナーさんなど普段なかなかお会いできる機会のない方々とも知り合え、地方での営業方法や、売り込み方などマーケティングリサーチや情報交換もたっぷりできました。
またデザイナーさんには持参したポートフォリオをご覧いただき、お互いに新しい仕事のつながりを発掘できるなど、僕らにとっては宝の山のようなイベントです。
もちろん一般の方々も多くの作品を目にしてたっぷり楽しめますよ。

一人でコツコツと活動する機会の多いフリーランスにとっては非常に刺激的で、こういう場所にはもっとガンガン足を運ぶべきだと感じました。



なお、冒頭の写真は今回注目した立体作家の金沢和寛さんの作品。
前部紙で作っているとのことで、写真ではなかなか伝わりませんが、手作りの温かみあふれる芸術です。

写真手前の石畳は一枚一枚手で配置し、この花畑の花などは、虫ピンに一枚ずつ花びらを貼り付けて作ったとのこと。
制作時間を訊いたら気が遠くなりました(笑)

僕は3DCG制作でリアルな映像を作っていたこともありますが、現実には、画としてどんなに近づけても絶対に越えられない壁があり、到達できるのは、CGエンジニアの技術でもコンピュータの性能でもなく人の手先と熟練のみだと知りました。

そんな過程を経て作り上げられた現物を目で見ると、その職人技と恐るべき根気をひしと感じ、脱帽させられます。